この章では，破産財団の管理について説明します。

入出金の管理

処理メニューを開き「入出金処理」タブを選びます。

入金を登録する

破産財団に入金された場合には，入金記帳ボタンを押すか，収入の部の空白の行をダブルクリックします。

科目は，一覧から選択するか，あるいは一覧に無ければ入力して下さい。

換価処理では，換価した財産をこの収入の部に登録する機能がありますので，できるだけその機能を使ってください。管財人がこの機能を使って登録が必要な入金処理は，引継破産予納金等です。

入金されたお金が，銀行口座にあるかあるいは管財人の手元にあるかは区別していません。

出金を登録する

破産財団から出金する場合には，出金記帳ボタンを押して，出金を登録します。

科目は，一覧から選択するか，一覧に無ければ手で入力して下さい。（一部特別な処理が行われる科目があります。下記参照）

出金に対して許可が必要な場合は，許可日を入力して下さい。

破産管財人が立替払いをした出金に関しては，「立替払い」にチェックを入れてください。（後で，立替払支払を登録して，清算します）

特殊な出金

科目が「配当費用」，「公租公課」「財団債権」の場合は，特別な処理が行われます。

配当費用

科目を配当費用にして，数字のところをクリックすると，「配当の支払」ダイアログが表示され，債権者とその債権者に支払う配当額の一覧が表示されます。ここで，実際に配当を行った債権者を選択して，OKボタンを押します。詳しくは，配当処理をご覧ください。

公租公課，または，財団債権

科目を公租公課または財団債権にして，数字のところをクリックすると，「財団債権の支払」ダイアログが表示され，財団債権の一覧が表示されます。ここで，支払った財団債権を選択して，OKボタンを押します。

間違って登録した入金・出金を削除する

削除したい行を選択して，削除ボタンを押します。確認のダイアログが表示され，はいを選ぶと，削除されます。

金額などを訂正する

訂正したい行をダブルクリックします。

収支計算書

収支計算書ボタンを押して，収支計算書を作成します。

全期間なのか，期間を指定するのかを選びます。期間指定を選んだ場合は，収支計算書の表題に入れる第N回と，期間を入力します。